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教室紹介


世界に通用する整形外科医になろう

北里大学整形外科学のホームページへのご来訪ありがとうございます。近年の高齢化白書によれば2013年に4人に1人、2035年には3人に1人が65歳以上という超高齢社会の到来が予想されています。老いてなお元気に暮らせる、つまり健康寿命の延伸が国民皆にいきわたるようにサポートする整形外科医の充足の重要性は、今後もますます高まっていくのでしょう。
当整形外科はあらゆる疾患に対処できるよう、きわめて細かく細分専門化された整形外科領域の専門家がそろっており、若いドクターがすべての領域をバランスよく存分に勉強、研修できるよう、最適な環境が整っています。
新しい北里大学病院では最新の医療が日夜展開されております。政令指定都市となって開発が進んでいる若い都市「相模原市」で、共に診療、研究を行い、成長し、豊かな人生を享受し、超高齢化社会に活躍してくれるであろう若い君たちを、私たちは心から応援、歓迎いたします。

北里大学医学部整形外科学 主任教授 高相 晶士

学界に誇れる北里大学医学部 整形外科学の3つの柱

脊椎 股関節 外傷 北里大学整形外科学

北里大学整形外科の専門領域の主な柱は、次の3つからなっています。
1つめは、脊椎外科です。極めて高度な技術が必要とされる分野であり、高齢化社会を受けてニーズが高く、発展性が期待できます。また、高相教授の専門である脊柱変形(側弯症)は、特殊な分野でありながら多数に上る英語論文や臨床実績の積み上げがあり、全国から多数の患者様が訪れ、世界に誇れる当科の柱となっています。
2つめは、股関節外科です。糸満盛憲前教授の流れをくむ股関節チームは、当科の看板を担ってきました。特に人工関節に頼らない股関節の再生手術、骨切り術において当科は全国有数の成果を上げています。また、北里大学は全国で唯一の骨バンク有する大学病院であり、組織移植・同種骨移植の先進医療でも世界をリードしています。
3つめは、外傷再建外科です。先々代の山本真教授の時代より、外傷の北里として日本の外傷研究と教育を牽引してきました。当大学は三次救急に対応した高度救命救急センターを持ち、整形外科と連携して高エネルギー外傷から、一般外傷に至るまで幅広い専門的な外傷教育を受けることができます。大学病院レベルでの外傷専門教育を行っている施設は全国的にも珍しく、当科の特色の1つとなっています。

他にも膝関節外科や上肢の関節外科、小児整形など手術件数は関東有数で、近年スポーツ整形外科も立ち上げ、専門教育を充実させています。

北里大学の魅力的な環境の中で、整形外科医としての第一歩を。

北里大学医学部 整形外科学の魅力的な医療環境


北里大学病院


臨床教育研修棟

北里大学は1962年、北里柴三郎博士が創設した北里研究所の50周年記念事業の一環として創設され、医学部は、戦後初めて設置された医学部として1970年に開講されました。当大学は、神奈川県の北西部に位置する相模原市にあります。相模原市は政令指定都市ですが、市民病院がありません。そのため当大学には一般病院で加療されるような軽傷例から、極めて専門的な治療が必要な特殊な症例まで、幅広く多くの症例が集まり、2016年度の手術件数は1390件でした。多種多様な症例を数多く経験することができ、広範囲な知識と技術を、日々の実務の中で着実に磨けるといった環境があります。
2014年5月には、地上14階、1033床の規模を誇る新病院が開院し、現在整形外科は12階・13階に約100床のベッド数で運用されています。さらに2017年8月には臨床教育研修棟が竣工となりました。この建物には病棟医・研修医室、スキルスラボのほか、コンビニエンスストア、フードコートなどが備えられています。
ハード面の環境の良さもありますが、当科はソフト面でも魅力的な科であることを誇りにしています。研修医がどんどん前に出て外来診療や手術を経験できる環境にあり、バックアップ体制も整っているため、積極的にどんなことにでもチャレンジできます。若い医師であってもアイデアを遠慮せずに出し合える、自由な雰囲気があります。
当科のモットーとして「小さくても創意を」という言葉が語り継がれており、他の人を真似て同じことをするばかりでなく、何か自分らしいプラスアルファを付け加えようとする努力を大切にしています。是非、北里大学の魅力的な環境の中で、整形外科医としての一歩を歩み始めてください。